真栄平6月18日(糸満市真栄平)                   2010年11月撮影
                               
 説明文に 「前線へ向かう第22連隊第1大隊の交替要員」 と記された写真で日付が6月18日となっている。 場所については一切記述されていないが、米海兵隊及び米陸軍の公刊戦史では、6月17日の進出線の真栄平地区に明確に第22海兵連隊第1大隊が記載されている。 写真は6月18日撮影であるので、17日の進出線から翌日第一線部隊を入れ替えての戦闘開始前の写真であろうと思われる。 確かに兵士の影が東から差した太陽の光で西に伸びていることから、朝方の写真であることに間違いない。
 米軍はこの真栄平地区と北東側に隣接する国吉地区の日本軍陣地 (第24師団歩兵第32連隊及び22連隊守備)の攻略に6月11日から着手したが、そもそも開戦以前にこの地において陣地を構築していた日本軍歩兵第32連隊に大きな反撃を受けて進撃が停止していた。 6月15日頃からようやく日本軍の反撃も下火となり、6月17日に一気に写真に見える稜線を越えて真栄平集落に進出したのである。
 この日の昼には、この真栄平でバックナー中将が日本軍の銃弾により戦死しており、その場所は現在の写真の中央より少し右の稜線上の赤屋根付近となる。